| 事業開始 | 平成18年4月 |
|---|---|
| 事業内容 | ユニット型特別養護老人ホーム 80名 ユニット型短期入所生活介護 20名 |
| 建物 | 鉄筋コンクリート造 地下1階・地上5階建て |
| 施設概要 | 1階 事務室・多目的ホール・相談室・喫茶コーナー・自動販売機コーナー 2階 居室・リビング・談話コーナー・浴室・理美容室 3階 居室・リビング・談話コーナー・浴室・医務室 4階 居室・リビング・談話コーナー・浴室 (個室の広さは13.2㎡~15.2㎡) 5階 個人衣類用倉庫 |

・建物全体の色調が集合住宅のようで、住宅街にすっかり溶け込んでいる印象がありました。 初めて訪ねる私は、その建物を探しながら歩いていましたが、周囲には戸建て住宅とともにマンションも立ち並んでいて、すぐに目指すホームがわからなかったくらいです。 道行く地域住民に尋ねても、すぐに「鳩の丘は、あの建物ですよ」と、誰もが知っているように感じられました。
・玄関前に立ってみると、やはりマンションかと思ってしまうような構えに、従来の老人ホームらしさは全く感じませんでした。
・間口の広い車寄せから中に入ると、玄関ホールは、ホテルのロビーを思わせる雰囲気で、ゆっくりとした時間の流れを感じさせる空間に吸い込まれた気がしました。

・玄関を入り、左手に事務室があり、すぐに職員の方が応対して下さいました。その丁寧な応対は、どこのホームでもそう変わらないでしょう。
・最初の驚きは、1階フロアにある自動販売機です。飲み物だけかと思いきや、タバコの自動販売機があり、案内役の渡辺事務係長の説明では、『タバコも吸いたい方には吸っていただいています。また、晩酌の習慣がある方などには、ある程度自由にお酒を飲んでいただいています。』ということでした。タバコや酒を厳禁とする施設も多いと聞いていたので、少々驚きました。
・1階の右手には、喫茶コーナーがあります。ただの喫茶コーナーと思い込んでいたら、『朝は、モーニングサービスもあり、入居者の方がここでコーヒーを飲みながらトーストを食べるそうです。』(渡辺事務係長)名古屋の喫茶店文化を、施設の中でも継続して楽しんでいただきたいという施設側の心意気を感じました。

・この日は、多目的ホールで月に1度のランチバイキングが予定されていると聞き、ホールの壁に掲示されたバイキングのメニューを見て驚きました。シティホテルのランチバイキングに負けず劣らずの豊富な料理名が目に飛びん込んできて、ご馳走になりたいと思ったくらいでした。当然、厨房の中は大忙しで、調理担当の職員が総勢5名で準備されていました。

・多目的ホールから外へ繋がるウッドデッキもまた広くスペースをとっていて、その先には、自家製の野菜を栽培している畑がありました。

・居室は、他の特別養護老人ホームのそれと比較してすぐに広いと感じました。それは、家族が来られても居室に一緒に泊まれるよう配慮されているようでした。
部屋によって畳敷き部分もあり、ベッドだけではなく布団で寝ることもできるようにしているそうです。

・ご夫婦で入居された場合に、別々生活でも一緒でも良いように、2部屋の仕切り壁を外すと行き来ができるようになっていて、使い勝手の良さを感じました。
・部屋のドアに何も表示がない部屋に案内され、「この部屋は、ターミナルの方のためのお部屋です」と紹介されました。通常の個室よりやや広めで、別に和室があり長期的にご家族がともに生活できるようになっているそうです。余命が分かっている入居者のご家族が最期の日まで一緒にいたいという思いに配慮していることが、部屋の構造から読み取れます。

・各階のフロアには4つのリビングがあり、天井が高くゆったりとした印象で、入居者の方々が思い思いの一日を過ごせる雰囲気が漂っていました。それ以外に談話コーナーや喫煙コーナーもあります。
・たまたま私が訪問した時に、施設周辺の住民が来られていて担当職員と打ち合わせをされていました。愛生福祉会の理念の1つに、『地域に根ざし、地域に開かれ、地域と共に歩む施設でありたいと考えます』とあり、それは日々実践されていることを実感しました。
・1階の多目的ホールは、周辺地域の住民にも開放されていて、よく利用されていると聞きましたが、建物が近隣住宅街に溶け込んだ佇まいだと感じた理由がここにあると確信しました。

7年前の名古屋単身赴任中に、愛生福祉会の居宅介護支援事業所のケアマネジャーの皆様には大変お世話になりました。 私は、他事業所の訪問介護事業者としてサービスを利用していただく関係にあり、どのケアマネジャーさんも在宅の利用者の自立と尊厳を尊重して対応されていました。 ふり返ってみると、彼らが作成したケアプランのきめ細かさには色々と学ぶことが多かったと、当時が懐かしく思い出されます。
その後、ケアマネジャーさんの一人がデイサービスの施設長になったと聞き、デイサービスにも訪問したことがあります。 また、同法人が最初に開業された特別養護老人ホーム愛生苑(平成2年開業)にも伺ったことがありますが、どの施設を見学しても、そこにいる職員の利用者に対する応対の姿勢は同じでした。
それは、愛生福祉会の理念の3つ目に掲げている、『個人の自立と尊厳を尊重する人づくりをめざします』という一文に象徴されているのではないかと感じます。 掲げられた理念が、日々の実践の中で職員の方々に浸透している瞬間を何度となく見聞きし、今回もまた素晴らしい施設を見ることができました。
特別養護老人ホーム鳩の丘
所在地:〒462-0025 名古屋市北区鳩岡町1-7-20
TEL:052-916-3755
FAX:-052-916-3756

名古屋市内では他を抜きに出て地域福祉に貢献されている愛生福祉会の長年培ってきたノウハウを結集した最新の特別養護老人ホームがあると聞き、見学してきました。