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有限会社業務改善創研のコラム(介護コンサルタント福岡浩)

介護コンサルタント福岡浩のコラム

ブラックは企業だけじゃない ブラック社員もいる

飲食チェーン店やコンビニ店などの一部に「ブラック企業」と称され、雇用環境に問題がある企業が社会問題化していますが、 その反面、真面目に事業を経営している中小零細の会社に雇用され、理不尽な要望を連発して退社後に労働基準監督署に出向いて、 あることないことをぶちまける「ブラック社員」も増えています。すでに労働基準監督署の職員もそのような状況を把握しているようです。

この「ブラック社員」が介護業界にも出現しています。 この数年、介護現場の人手不足が災いしているのか、経験や資格さえあれば雇い入れている介護施設や介護事業所が増えているために、 「ブラック社員」が紛れ込む可能性が高まっています。

その理不尽な要望は様々です。

「自家用車で通勤するので、職場の周辺に駐車場を用意してほしい」とか、 「直行直帰が多いのでタイムカードに打刻できないから手書きの記入を認めてほしい」、 「休憩時間が取れなかったので、1時間早く帰らせてほしい」など色々と要求します。 通勤費として車のガソリン代と職場周辺に借りた駐車場代を会社が負担することになり、 直行直帰の理由を曖昧して残業時間を増やしたり、 休憩時間が取れるときでも取らずに早く帰るようになるなど、事業運営に支障をきたすこともあります。 また、利用者に「給料が安いからもうすぐやめるつもりだ。」とか、 「ボーナスもないし、休みも少ないから介護の仕事は続けられない」などと、不満を漏らして、不安を与えるブラック社員もいます。 こういう状態を放置していると、職場のモラルは一気に低下することは勿論のこと、管理者の管理能力が低ければ、 やりたい放題、言いたい放題が横行することになります。

日々真面目に介護の仕事に取り組んでいる介護士の方々には、失礼かもしれませんが、 確実に「でもしか介護士」が増えているような気がしてなりません。 他の業界では仕事ができないと思われるような人が介護現場に流入している結果、「ブラック社員」は確実に増えていると言えます。

「ブラック社員」を定義づけるのは、少々難しいですが、少なくても会社、職場の利益に寄与する姿勢が全くないということだけは明白です。 自己の利益を最優先して最低限の業務を熟しているだけです。 しかし、誰が「ブラック社員」なのか判別するのは軽々にできません。 個々の社員、従業員の言動や考え方を確認しながら見極めるしかないでしょう。 経営者や職場を統括している管理者は見極める方法を考える必要があります。

2015年1月28日掲載

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