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有限会社業務改善創研のコラム(介護コンサルタント福岡浩)

介護コンサルタント福岡浩のコラム

「必要ない」という事業者ほど必要なコンサルティング

介護事業を中心とした事業運営コンサルティングを始めて、この4月で10年目になります。 事業運営に関する相談件数を含めれば、延べ130件のコンサルテーションを行ったことになります。

件数が多い少ないということよりも、「コンサルティングなど必要ない」という経営者に出会うことがあり、その数は多いと感じています。

理由は簡単です。「自分でしっかり運営できているから必要ない。」ということです。 また、はっきりとそう言わないまでも、「お願するだけのおカネがないから」という経営者もいました。

コンサルティングなど必要ないという経営者が運営する介護事業所は、往々にして
①人がよく辞める、
②顧客(利用者)が増えない、
③他事業所との連携が上手くいかない、という共通点があります。

人がよく辞めるのは、経営者や管理者と従業者の信頼関係が築かれていなかったり、元々信頼関係を築こうとする気がない現場の管理者もいます。 また、従業者が自信を持って安心して働けるように、必要な研修や指導、支援を行っていないこともあります。 確かに研修実施記録書はありますが、従業者から、「ただ、マニュアルを読み合わせしただけでした。」という話を聞くことがあります。

人がよく辞めるから、顧客(利用者)が増えないのか、経営者として顧客ニーズを把握する努力が足りないのか、様々な問題が顧客増を阻んでいます。 また、そもそも、営業地域のマーケティングをやっていない、やり方を知らない、 そして顧客(利用者)を増やすための営業活動も積極的にやっていません。

さて、全く正反対の話ですが、「是非、コンサルティングをお願いします。」という介護事業経営者が運営する介護事業所は、 前述のようなコンサルティングなど必要ないと言い切る経営者の介護事業所とは、全く違います。

経営者自らが、事業運営上の業務改善の仕組みをつくっていたり、常に改善のための振り返り、見直しを行うよう心掛けています。 一見、コンサルティングを必要としないだろうと思うことがあります。 しかし、このような経営者に共通していることは、コンサルティングによって第三者の視点で見てもらうことが重要だと考えています。 それによって、新たな課題を見い出して解決の方策をいっしょに考えてほしいと思っています。

一見、コンサルティングを必要としないだろうと思われる介護事業所を運営する会社に共通する点は、
①経営者が掲げる経営理念が明確であること、
②その経営理念が現場の従業者に浸透するよう努めていること、
③継続的な業務改善を進めていること、です。

これ以外にも、3年後、5年後の自社の姿を想像し、ヴィジョンとしての計画を従業者に提示していることも共通しています。

コンサルティングでは、業務改善のプロセスをより深化させ、精度の高い改善が図られるよう、支援しています。

「コンサルティンングは必要ない。」という事業経営者は、事業が立ち行かなくなることがなかったので、 必要性を感じないこともあります。 しかし、今まではそれでも何とか事業が継続できてきましたが、 これから先は、コンサルティングを活用するしないにかかわらず、徐々に事業運営が厳しい環境になっていくだろうと思います。

2014年2月13日掲載

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