少し失礼な言い方をすれば、常に言い訳しながら仕事をしているように感じられます。 といっても、誰に言い訳しているわけでもなく、自分自身に言い訳しているようにも聞き取れます。 「こんなに忙しく時間がないのだから、この仕事はこの程度でも仕方がない」 というように自分自身に言い訳をして、言い聞かせているといった印象を受けます。
さらに、デイサービスの生活相談員の方々に「貴方は、通所介護計画書を書くのにどの位の時間がかかりますか」(平均的な所要時間)と、質問しても即答する方は一人もいませんでした。 しばらく考えてから、「2時間ぐらいか、もっとかかっているかも知れないし……」と言って、明確な答えが出せません。 時間管理の意識がないまま、「何時までに終わらせよう」とは思うものの、 「何時間で仕上げよう」とは考えないようです。 以前、ひどい話がありました。 仕事が終わらないので、メモリースティックにデータを入れて家に持ち帰って仕事の続きをやっていたという方です。 しかし、そのメモリースティックを失くしてしまい、大騒ぎになった事業所もありました。
私も人のことを言えた義理ではありませんが、 ある時期から他人に(私は)忙しいとか、時間がないという言葉を発しないようにしようと決めました。 なぜならば、「忙しい」や「時間がない」と、他人に言えば、問題が解決するわけではないし、 それを聞いた他人は、「私は忙しいけれど、貴方は暇そうですね」と言われているようで嫌みに聞こえることもあると思ったからです。
「忙しく大変なんです」と言う人がいると、意地悪な質問と思われますが、 「具体的にその忙しいという中身は何ですか」と、私は尋ねてみます。 聞かれた方は一瞬考え込んでしまいますが、 しばらくして思い出すように「○◎とか、△▽とか、◆□とか……」と言い出します。 さらに畳み掛けるように 「○◎にはどの位の時間がかかりますか、△▽はいつまでに終わりますか、◆□は今、どこまで進んでいますか」 というように聞いてみると、口で言うほど忙しくないことが分かってしまう場合があります。
解決方法はあります。パソコンスキルを身につけることです。 短期間で集中的に学ぶことは可能ですが、 ここでも「忙しい」、「時間がない」と言ってなかなか決断しないまま、時間だけが過ぎていきます。 1、2ヵ月で十分身につけられるはずですが、アクションが起こらないのはなぜでしょうか。 本当に覚えようという切迫した状態になっていないのでしょう。 この問題解決は簡単です。とにかく、パソコンスキルを習得することです。
せっかく、介護支援専門員になってもパソコンが使えなくて、ケアマネジャーの仕事を辞めた方もいました。 その方にケアマネジャーとしての経験や知識があっても、 パソコンが使えないだけでケアマネジャーを辞めるのは、もったいない話です。
さて、話を元に戻しますが、「忙しい」、「時間がない」を徹底的に分析すると、
多くの場合は、
①時間管理がされていない。
②個々の業務に要する時間が把握されていない。
③細切れ時間を活用していない。
という事実が見えてきます。他にも「忙しい」、「時間がない」という現象を引き起こしている原因はありますが、
主要な問題点は、以上の3つに絞られると言えます。
2009年6月22日掲載
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