新年明けましておめでとうございます。
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いよいよ、4月には介護報酬改定が控えています。 この改定が事業運営にどう影響するのか十分な分析が必要です。
さて、ガンバ大阪は、昨年12月に行われたトヨタプレゼンツ・クラブワールドカップでも、 優勝したマンチェスターユナイテッドを相手に準決勝で善戦しました。 3位決定戦に勝ち、堂々のクラブチーム世界3位の座に着きました。
では、なぜガンバ大阪が勝ち抜き戦の天皇杯やクラブワールドカップで好成績を残しているのか、 考えてみましょう。 リーグ戦と違い、カップ戦と言われる勝ち抜き戦は負ければ終わりです。 勝ち続けなければ、決勝戦に辿り着きません。 決勝戦前の準決勝戦に1回だけ負けたチーム同士が三位決定戦に臨みます。 甲子園の高校野球と同じです。 その原動力は、チーム力だと言われますが、具体的には何がチーム力の優劣を分けているのでしょうか。 高校野球は、3年間同じチームメイトとともに野球技術を磨き、チームプレイを完成させて甲子園を目指しています。 毎年、チームのメンバーが入れ替わるようでは、強いチームにはなり難いのかも知れません。 勿論、プロ野球の世界では、トレードやFAで戦力補強が功を奏すれば優勝できることもあります。 それは長丁場のリーグ戦だからだと言えます。
ガンバ大阪の選手の三分の二は、ユースチーム(下部組織)から上がってきた選手かガンバ所属年数が長い選手だそうです。 例えば、ゴールキーパーは4人のうち2人はユース出身で、残りの2人のうちの1人はレギュラー選手でガンバに10年在籍しています。 10年近く一緒にプレーしているメンバーが6割以上いれば、 選手間のコミュニケーションも安定しているし、選手が置かれている環境が総合的に、サッカーに集中できるようになっているのではないかと想像できます。
『終身雇用』という懐かしい言葉がありますが、 定年退職まで1つの勤め先で仕事をすることが当たり前だった時代の雇用システムです。 今まさにそのような前時代的な雇用形態を堅持している企業組織はほとんどありません。 正規社員の比率が下がり、非正規の派遣労働者に依存する企業体質に変貌した結果、 脆くも派遣労働法(労働者派遣法)の欠陥が露呈したのが、現在の状況だということは周知のとおりです。
医療や介護、福祉のサービスは、サービス業の1つでありながら、 人がよく入れ替わることによる影響が大きいことは言うまでもありません。 保険や自動車の営業職が数年経つと配置転換と称して担当が変わることがあります。 そのことによって、売上が大幅に落ち込むようなリスクはそれほどありません。 なぜならば、誰が担当しても最低限の業務が遂行できるような仕組みが確立しているからでしょう。 しかし、介護事業の現場では、その「誰が担当しても最低限の業務が遂行できる仕組み」が出来ていないために、 担当者が辞めれば、また、その後任者が手探りで仕事を組み立てていくようなやり方が繰り替えされています。 働く人が長く仕事を続けられる環境とはどういう状態のことだろうか? まず、それがなければ、定着率は改善しません。 その上で、誰が担当しても同じように仕事(業務)ができる仕組みを作り上げなければなりません。
色々と話が飛びますが、『組織力』とは、それを構成する個々人の能力が結集したものだとすれば、 その構成する個人が常に入れ替わるならば、『組織力』の向上はあり得ないということになります。 ほぼ同じメンバーで構成された組織の個々人がスキルを高まれば、組織力も向上するという理屈になります。 理想は確かにそのとおりです。しかし、それを目指していなければ、組織の変革も改善もありません。
最後にガンバ大阪の最大の強みは、西野監督が2002年から7年間監督を務めていることです。 他のJ1チームの監督は非常に短命です。成績不振ならば、すぐに解任されます。 しかし、ガンバ大阪の監督は長期政権によって、チームづくりが成功した事例と言ってよいのではないでしょうか。
蛇足ですが、昨年12月に行われたトヨタプレゼンツ・クラブワールドカップで優勝したマンチェスターユナイテッドのファーガソン監督の在任年数は、 何と23年です。 その間にイングランドのプレミアリーグで10回のタイトルに輝いています。
2009年1月12日掲載
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