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2007年4月のコラム:
厚生労働行政モニターの委嘱を受けて

今年は桜の開花が早く、私が住む横浜弘明寺の大岡川の川沿いに咲く桜も3月30日には満開に近い状態でした。暖冬の影響もあり、例年よりも1週間ほど早いようです。

地球温暖化が叫ばれ始めたのは数十年も前でしたが、ここ数年は加速化しているように感じるのは私だけではないでしょう。 私たちが知らない、気付かないところで自然が壊れていることを訴えた映画、「不都合な真実」は衝撃でした。

悲観的に考えれば、人間の力ではどうにもならないのかと思う反面、何とかしなければならないという思いは誰でも同じでしょう。 僅かな期間に地球を傷付けてきたのもわれわれ人間ですから、できることから各自で実践することが大切です。

自家用車を処分して20年以上になり、もっぱら公共交通機関を頼って移動しています。

地球規模の自然の荒廃とともに、人間の心も大きな変化が生じ続けています。 凶悪犯罪の多発化、犯罪の低年齢化、そして、教育の現場でも学校としての機能が保てない状態にまで低下しています。

企業組織もそれ自体が大きければ大きいほど、企業倫理が浸透し難い傾向があり、企業の不祥事は後を絶ちません。

行政もあらゆる官公庁で、モラルハザードが崩れているように感じます。 役人、医者、弁護士、教師、銀行員などは、その昔は社会的地位があり周囲からも尊敬される存在だったはずですが、それはすでに幻想となりました。

医療、介護、福祉に関わる関係者は、単に優しさやいたわりの気持ち、人を思いやる気持ちがあるだけでは、職務を全うできません。

個々人の資質に頼るだけではなく、業務を遂行するための仕組みづくりがなければ、それらの資質も生かされません。

さて、この先、介護・医療・福祉はどうなっていくのだろうかと考えてみると、楽観的になれないことは言うまでもありません。

今まで、私自身は行政に何かを訴えたり、選挙のたびに政治に期待するようなことは考えたこともありませんでした。 初めから期待しない方が現実的であり、期待して裏切られる空しさもないからです。

しかし、介護保険制度が始まって7年も経っているのに、介護保険サービスは様々な問題を抱えながら主役である利用者にとって、最良の制度になりつつあるのか疑問が絶えません。

そんな折に、厚生労働行政モニターの募集案内を目にして期待もせずに応募してみました。

1ヶ月以上経って、忘れた頃に委嘱依頼書が届き、平成19年4月1日から平成20年3月31日までの1年間、その任を受けることになりました。

厚生労働行政モニターとは、何をするのかと言えば、自由な視点で厚生労働行政に関する提案、提言を行なうことだそうです。

具体的には、1年間で6回以上のレポート(400字詰め原稿用紙2枚程度)を提出することが義務付けられています。

私にとっては、介護や介護に関連する医療、福祉の分野において、提案、提言とまではいかなくても、現状を訴えることだと思います。 同時に介護や医療サービスの利用者や患者が望んでいる、あるべき姿を提言していきたいと考えています。

そのためにも、必要に応じて、介護事業者はじめ、医療機関、福祉施設等々に関わっている皆様のご意見なども伺いながら、レポートをまとめたいと思っています。

2007年4月3日掲載

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